★ 建物別放火対策
☆ 戸建て住宅の放火対策
建物への放火は、侵入されやすい場所や人気のない暗がりにおいてよく起こっています。家の外に出している不用品や新聞などの可燃物に放火されるので家のまわりは整理整頓しましょう。
1 施錠していない物置に放火されるので、門や通用口、物置、車庫などのドアは必ず施錠しましょう。
2 郵便受けのチラシ類に放火されるので、郵便受けの新聞やチラシは必ず屋内に取り込みましょう。
3 ゴミ収集日前日の夜に出したゴミに放火されるので、ゴミ収集日以外の日にはゴミは出さないようにしましょう。
4 暗闇は放火されやすいので、照明器具などを設置し、夜間も家の周りを明るくしましょう。
☆ 共同住宅の放火対策
共同住宅の場合は、共有部分で出入りがしやすい場所での放火が
目立ちます。
1 共用部分の廊下や階段付近に置かれている古新聞等に放火されるので、共用部分には可燃物を置かないように管理しましょう。
2 掲示板の掲示物に放火されるので、掲示板は不燃のものを使用し、張り紙の整理整頓をしましょう。
3 ゴミステーションのゴミに放火されるので、ゴミはゴミ収集日に出すようにしましょう。
4 郵便受けにたまったチラシに放火されるので、郵便受けの新聞やチラシはためないようにしましょう。
5 駐輪場の自転車やバイクのカバーに放火されるので、駐輪場に置く自転車やバイクのカバーを防炎品にしましょう。

☆ お店の放火対策
お店は不特定多数の人が出入りするため、建物の周囲、玄関、階段等で人気のない暗がりでの放火が目立ちます。
1 階段部分に置かれた荷物等の可燃物に放火されるので、敷地内の目につきやすい場所に可燃物を放置しないようにしましょう。(特に営業時間外)
2 バックヤードのダンボール類に放火されるので、使用しない箇所は施錠しましょう。
3 トイレのトイレットペーパーやお店の前にある自動販売機に放火されるので、死角となりやすい場所に監視カメラや火災報知器を設置しましょう。
4 従業員に対して防火指導を行ったり、訓練を実施しましょう。
☆ 学校等の放火対策
学校等の公共施設は、夜間は無人になる場所が多いため、無人状態の時に敷地に入り込み、建物の周囲や鍵の掛かっていない部屋に放火するケースがあります
1 空き教室に放火されるので、空き教室は施錠しましょう。
2 敷地内にあるゴミに放火されるので、敷地内を整理整頓し、不要なものをためないようにしましょう。また、校門などの出入り口は、必ず施錠しましょう。
3 敷地内の樹木に放火されるので、巡回警備を実施し、地域住民との協力体制を強化しましょう。(特に、休日・夜間)
☆ 工場の放火対策
工場は燃えやすい物が多く置いてあるうえ、就業時間外は無人状態となることから、建物の周囲等の燃えやすい物に放火されることがよくあります。
1 工場内のゴミや製品に放火されるので、施設裏側や資材置場の可燃物は整理しましょう。
2 工場に設置されている倉庫や物置に放火されるので、倉庫や物置は、作業がない時には必ず施錠しましょう。
3 屋外に出している可燃物に放火されるので、死角となりやすい箇所には監視カメラ、火災報知器を設置し、休日 夜間の警備体制を強化しましょう。
★ 放火に対する刑罰について
法律では殺人の罪を刑法第199条「人を殺した者は、死刑又は無期若しくは3年以上の懲役に処す」と定められています。放火の罪は下記のとおり定められており、現に人が住んでいる建物へ放火した場合は、公共危険罪として殺人罪より厳しくなっています。
★ 刑法第108条について
放火して、現に人が住居に使用し又は現に人がいる建造物、汽車、電車、船舶又は鉱坑を焼損した者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する。